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マレーシアの公共料金謎解き!節約のカギがここに!




1. はじめに


マレーシア留学を考える際、気になるのが生活費です。マレーシアは手頃な生活費が魅力とされている国ではありますが、それでも公共料金は無視できるものではありません。本記事では、マレーシアの公共サービスの概要とその料金、そして日本との比較について詳しく解説します。


目次:

 

2. マレーシアの公共サービスと料金


マレーシアの公共サービスは非常に充実しています。電力、水道、ガス、インターネット、公共交通といった基本的なサービスはもちろん、先進的な都市開発が進むクアラルンプールを中心に、さまざまな新しい公共サービスが日々導入されています。これらのサービスは日常生活を快適にするためのものであり、マレーシア留学中もこれらのサービスを利用することになるでしょう。



2.1 💡電気💡


まず、マレーシアの電気システムは、日本と同様に交流電源(AC)を使用しており、電圧は230V、周波数は50Hzです。この点では日本と同じですが、いくつかの違いがあります。日本とマレーシアの主な違いは、プラグとコンセントの形状です。マレーシアでは、以下のようなイギリス式の三本プラグ(BS 1363タイプ)が一般的に使用されています。一方、日本では独自の形状を持つコンセントが使用されています。したがって、電気製品を使用する際には、プラグアダプターが必要な場合があります。


また、電力供給の安定性や信頼性についても注意が必要です。日本は一般的に電力供給が安定しており、停電が少ない傾向があります。一方、マレーシアでは都市部でも電力供給に関する問題が発生することがあります。


クアラルンプールの主な電気供給会社はTenaga Nasional Berhad (TNB)です。料金は使用した電気の量に基づき、kWh単位で計算されます。一般の家庭では、1kWhあたりの料金は消費量に応じて段階的に変動します。



2.2 🚰水道🚰


マレーシアでは、基本的に浄水器を使うかボトル入りの水を購入する方がいいでしょう。これは水質の地域差に限らず、浄水場の故障やパイプの破損などインフラ面で整備が行き届いてない場合があるためです。


クアラルンプールではSyarikat Bekalan Air Selangor (SYABAS)が主な水供給会社です。基本料金は使用量によって増加します。水道メーターの読み取りは通常月に1回行われ、その使用量に基づいて請求されます。



2.3 📡インターネット📡


マレーシアは急速に発展する通信セクターを持ち、インターネットの普及が進んでいます。主要都市や観光地では広範な4Gネットワークが利用可能で、高速なデータ通信が行えます。また、5Gネットワークの導入も進行中です。ただし、一部の地域や農村部では通信速度やカバレッジに制約があることもあります。インターネットと固定電話のプロバイダー(サービス提供者)には、Maxis, TM, TIME, Celcom, Digiなどがあります。


バンマレでは、プロバイダーに関しての解説記事も取り上げているので下記リンクよりぜひご覧ください!!



※注意:これらの情報は2023年9月時点のものであり、料金は改定される可能性があります。最新の情報については、各社ウェブサイトやカスタマーサービスにお問い合わせいただくことをお勧めします。

 

3. 公共料金のコスト比較:マレーシアvs日本


3.1 電気料金


マレーシアでは、電気の平均的な料金は使用量に応じて異なります。料金は通常、1キロワット時あたりのマレーシアリンギット(RM)で計測されます。2021年9月の情報によれば、約0.34〜0.56 RM/kWh(*10.69円~15.61円 2023/9月時点)のような料金帯でした。日本の電気料金は世界で高い部類に入ります。2021年時点での料金は、約20〜30 円/kWhのような料金帯でした。kWhあたりの電気使用料金はマレーシアの方が低価格ですが、常夏のマレーシアの暑さからエアコンを日中も夜も利用する場面が多いため、日本の家庭よりも消費量が増えることも考えられます。実際に、マレーシアのアパートメントでエアコンを頻繁に使用すると、月々の電気料金が150RM~300RM(*約4.000円~約9,500円 2023/9月時点)になることも少なくありません。



実際の明細はポストに投函される請求書だけでなく、上記のように各電力会社のWEBサイトやアプリを通じて確認することもできます。電気料金の請求書に関する記事も提供しているので、ぜひ下記リンクから参考にしてみてください。



3.2 水道料金


水道料金は消費量と地域によって異なります。マレーシアでは、料金は1立方メートルあたりのマレーシア・リンギット(RM)で計測されます。マレーシアの水道料金は、家庭での平均使用量を考慮すると、月々約15RM(*約450円 2023/9月時点)です。一方、日本では月々の平均水道料金は約4,000円程度です。



水道料金の明細も、電気料金と同様に、ポストに投函された請求書や各水道会社のWEBサイトやアプリを通じて確認することができます。下記の記事では、水道料金の請求書に関して解説をしているのでぜひマレーシア生活での参考にしてみてください。



3.3 インターネット


マレーシアの都市部、特にクアラルンプールにおける一般的なインターネット料金は、月額約80〜200 RM(*約2,500円~約6,200円 2023/9月時点)です。日本の平均的なインターネット料金と比べると、日本は月額約4,000〜7,000円となるため、この点でもマレーシア留学生はコストを抑えることができます。また、ただし、提供されるサービスやネットの速度、使用データ量に応じて料金が変動するので、契約する際のプラン選びには注意が必要です。



インターネット料金の明細は多くの場合、各プロバイダーのアプリを通じて確認します。上記で示したTIMEのアプリ内では、ユーザーはプランの設定はもちろん各種ネットワーク設定や解約手続きに関する手続きをすることができます。



 

4. マレーシアでの支払い方法


マレーシアでの公共料金の支払いは、近年デジタル化が進んでおり、従来の窓口での支払いから、オンライン支払いやモバイルアプリを利用した支払いへと移行しつつあります。特にクアラルンプールなどの都市部では、この傾向が顕著です。


多くのマレーシアの銀行がオンラインバンキングサービスを提供しており、MaybankやCIMBなどの主要な銀行を通じて、公共料金やその他の支払いをオンラインで行うことが可能です。またGrabPayやTouch'n Go eWalletといったモバイルウォレットも非常に人気があり、これらを利用して公共料金の支払いができる場合も増えてきました。


GrabPayを内包するGrabに関連しての記事もあるので、こちらもぜひ参考にしてみてください!



それでも、現金を利用して直接窓口で支払いをする方法も根強く残っています。特に地方都市や田舎では、現金払いが主流となっています。留学生としては、利用するサービスや地域によって、最も適した支払い方法を選択することが重要です。



 

5. 予算に合わせた日本人留学生のためのヒント


マレーシアでの留学生活は、意外と様々な出費がかさむもの。特に公共料金は、思った以上に負担となることもあります。しかし、しっかりとした節約策を取り入れることで、生活のクオリティを維持しつつ、無駄な出費を抑えることができます。


  • エアコンの使用に工夫

エアコンはマレーシアの暑さから逃れるためには欠かせないものですが、電気代の大部分を占めることが多いです。例えば、タイマーを使って、寝ている間の冷房時間を短縮する、または節電モードを活用すると、月に数千円の節約が見込めます。


  • IHコンロを使った自炊

マレーシアの電気代を節約するため、IHコンロの使用には工夫が必要です。効率的な調理法を選び、余分な加熱を避けることで消費電力を減少させましょう。また、鍋やフライパンのサイズをコンロに合わせることで、熱ロスを最小限に抑えます。無駄な電力消費を避けつつ、おいしい自炊を楽しみましょう。


  • 友人とルームシェア

友人とのルームシェアは電気代節約のチャンスです。電力使用を調整し、重複して使わないように心掛けることで、家計の負担を軽減できます。協力して電化製品の効率的な利用や節約意識を共有し、お互いに負担を減らしましょう。コミュニケーションと協力が、電気代の削減に繋がります。


マレーシアでのルームシェアのヒントとなるような物件探しについても記事を公開しているので、下記リンクより参考にしてみてください!



  • 学生寮の利用

学生寮に住む最大のメリットは、公共料金が全て含まれている場合が多いことです。例として、ある日本人留学生は、コンドミニアムでの一人暮らしを選んだ初月に、水道、電気、インターネットの料金で合計で約600RMの出費があったと話しています。一方、学生寮に住む友人は、そのような追加費用を気にすることなく、固定の家賃だけで月々を過ごしていました。学生寮は家賃が少し高めに感じるかもしれませんが、長期的に考えると、それが全ての料金をカバーしていることを考慮すると、非常に経済的です。



 

6. 公共料金を理解することがどのように役立つか


公共料金を理解することは、マレーシア留学の生活をスムーズにし、無駄な出費を避けるために重要です。正確な料金情報を知ることで、月々の予算を適切に組み立てることができ、長期的な留学生活でも安定して過ごすことが可能となります。また、公共料金の支払いを通じて、マレーシアの社会制度や生活習慣を深く知ることもでき、よりリアルな留学経験を得ることができます。



 

7. まとめ


マレーシア留学を考える日本人学生にとって、現地の公共料金やその支払い方法の知識は必須です。生活の基盤をしっかりと築くためには、正確な情報を元に適切な予算計画を立てることが大切です。この記事を通じて、マレーシアでの安心した生活を送るための第一歩として、公共料金についての理解を深めることができれば幸いです。


※注意:これらの情報は2023年9月時点のものであり、料金は改定される可能性があります。最新の情報については、各社ウェブサイトやカスタマーサービスにお問い合わせいただくことをお勧めします。

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