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オンライン留学で英語力が…



こんにちは

マレーシアにあるTaylor's Universityのファウンデーションコース(Foundation in Communication )に通っている山本です。


私が入学をしたのは去年の8月で、その時はまだコロナウィルスによるパンデミックの影響で、オンラインで授業を受けていました。しかし2022年に入り複数のマレーシアの大学が完全オンライン授業から対面式やオンラインと対面のハイブリッド式の授業を行ない始めたため、私はファウンデーションコースの途中からマレーシアへ入国しました。


今回は私が実際にTaylor's Universityのファウンデーションコースをオンラインと対面式で体験してみて、オンライン留学は対面式と違ったのか、そして英語力にどの様な変化があったかなどをお話ししてみたいと思います。


  1. オンライン留学の良かった点

  2. オンライン留学の注意点

  3. オンライン授業と対面式授業の違い

  4. 実際に英語は伸びたのか

 

1.オンライン留学の良かった点


新型コロナウィルスによるパンデミックで、オンライン留学がより一般的になりました。マレーシアでもいくつかの大学は完全にオンラインで学位を取得できるプログラムを用意しています。


では実際にオンライン留学を経験した身として、どの様なメリットやデメリットなどがあったか簡単にご説明させていただきます。


メリット

  1. マレーシアと日本の時差は1時間なので、日本での生活リズムを変えずに済む

  2. 準備が少なくて済む

 

まず1について。

日本とマレーシアの時差はたったの1時間です。もしイギリスの大学でオンライン留学をすると8時間の時差がありますし、アメリカのカリフォルニアにある大学では17時間(サマータイム時は16時間)もあります。


それだけの時差があると、日本時間の夜中で眠い時間帯にテストがあったり、プレゼンやディベートがあるなど、身体面に大きな負荷がかかりますし、それらの授業は家族の生活リズムにも影響をします。


しかしマレーシアのオンライン留学の場合、日本の時間にマイナス1時間なので、大きな生活の変化を必要としません。授業がマレーシア時間の朝830分に始まる場合は、日本の時間で朝9時30分には起きている必要があり、朝が苦手な人でも授業に間に合うことができます。


人によっては空いている時間に日本でバイトをしたりしている人もいて、学費や生活費の足しにしている生徒もいます。


また持病の治療やその他の事情で日本を離れられない人も、日本での生活に留学をうまく溶け込ませることができるのは大きなメリットです。

 

次に2について。

留学において、渡航前の準備と渡航後の準備はとてもたくさんあります。渡航前準備として必要となるのが、パスポートの取得、シングルエントリービザ(SEV)の取得、Evalの書類の取得、海外送金、学生寮やアパートの決定と支払い、航空券、海外留学保険、予防接種、その他持ち物の準備などです。オンラインならば海外留学保険を加入する必要もありませんし、寮やアパートなどの物件探しと敷金礼金の支払いなども考えなくて済みます。


準備が少なくとてもスマートに留学をすることが可能です。


また渡航後の準備として、本来は現地での生活や授業が慣れない中で、学生ビザの申請や銀行口座の開設、Wi-Fiや浄水器の契約に生活必需品の購入などとても忙しくなります。


その様なストレスに悩まさせることが少なく留学ができるのは非常に良かったです。


私の場合は途中から対面式の授業に切り替わったのですが、授業の流れなどはオンライン授業で多少慣れていたので、渡航後の準備のストレスは少なく済みました。

 

2. オンライン留学の注意点



マレーシアの大学でのオンライン留学は、時間的な制約が少なく、とてもフレキシブルでスマートな留学だと思います。ではそんなオンライン留学にもデメリットはあるのでしょうか。実は1つの大きな注意点があります。それは英語力に関するものです。


Taylor'sへ出願する際にIELTSなどの英語のテストを提出する必要がありました。それらの試験では英語の4技能(リスニング、リーディング、ライティング、スピーキング)の能力を点数化され、私の出願時のリーディングとライティングの成績は合格基準点よりも1.52高かったのですが(満点のスコアは9)リスニングとスピーキングのスコアは最初の2技能と比べるとそれほど合格基準点を大きく上まってはいませんでした。


実際にオンライン留学をした感想として、授業や課題を通じて読み書きのスキルは順調に磨かれますし、特にチャットを多くする機会に恵まれるので、タイピングが多少早くなったかなと感じます。もちろん授業中は先生の英語を聞くのでリスニングの能力も向上します。


ただ日常会話を聞き取る能力と授業の英語を聞く能力は多少違うのではないかと感じます。授業中の英語は、当然授業のテーマに沿った内容で先生は話してくれますし、教材に目を通すことでどの様な内容を話しているかを目で見て理解することができます。


しかし現地に来て直接友人たちと会話をすると、話のトピックはとてもランダムなものなので、約1年近くのオンライン留学中に現地での生活に困らないほどの英語力のリスニング力を身に付けられたかというと、少し疑問ではありました。またスピーキング力が向上した実感も少ないです。


オンライン英会話コースなどと違って、オンラインでただ授業を受けるので、授業中に発言をする機会は限られます。発言する機会があるとすれば、先生に指名されて答える僅か1-2分、そして授業に関するディスカッションをするために授業中に他の生徒たちと話すときの4-5分で、毎日合計で30分も英語で話している機会はオンライン留学中はありませんでした。


また、こちらは少し特殊な事例になりますが、もう一点注意すべき点があります。


私は学校でコンピュータやソフトウェアをたくさん活用して画像編集や動画編集などの操作をする授業を受けています。そうするとコンピュータのOSの違いなどで操作にも違いが生じてしまうことがあり、対面の業ならば先生にその場で操作をしてもらうことが可能なのですが、オンラインなので自己解決をしなければならず、非常に苦労をしました。

 

まとめ


前述した様に、マレーシアの大学でのオンライン留学は、特に時差の問題も少ないので、生活に支障をきたさず、とても楽な留学でした。しかし、オンライン留学は日本での留学なので授業中以外は基本的に英語に触れることはなく、継続的に毎日無意識に英語のシャワーを浴びれるわけではないのが注意すべき点だなと感じました。なのでオンライン留学をするときは、プラスアルファで英語力向上を意識した行動を取る必要があります。

もちろん、現地到着して無意識に生活をしていても英語力(ここは主にスピーキングとリスニング)が向上するわけではありません。現地に来ても日本人と日本語ばかり使っていたら、オンライン留学をしている時と英語の使用頻度は大きく変わらないからです。しかし、買い物やレストランでの食事など生活をする上で英語が必要な場面は非常に多いのですので、英語力は伸びるかなと思います。


まだ現地に到着してからそれほど長い期間を過ごしてはいないので、もう少し現地での生活を経験した後に詳しい比較ができるかなとは思います。


ここまで、読んでいただき、ありがとうございました!









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